経済予測 economic prediction 2005 7 1

 経済予測というものは、天気予報と同じで、当たらないものだと思いました。
今年の2月23日に、株高、債券高、ドル高、原油高を予想しました。
 三つも当たっているではないかと言うかもしれませんが、
肝心の株価が不振だったと思います。
「もう少し、米国株式市場が堅調だったら、よかったのに」と思います。

政治と経済 politics and economics 2005 2 23
 今(2005年2月23日当時)、アメリカとヨーロッパの関係が、
多くの人によって議論されています。
 しかし、残念なことに、それは、政治面に偏っています。
政治面だけ議論しても、いつまで経っても、議論が空回りでしょう。
 重要なことは、経済と金融です。
経済と金融の面から、アメリカとヨーロッパの関係を議論すべきでしょう。
そうなることを期待しています。
 さて、懸案のアメリカ経済が、今後、どうなるか。
それは、株式市場、債券市場、為替市場、原油先物市場など、
連立方程式の解を求めるような感じです。
 これは、あくまでも、私の希望的な願望ですが、
こうなってほしいと祈っています。
 とりあえず、矛盾しますが、
株高と債券高の方向になってほしいと思っています。
 本来、この二つは、逆の動きをしますが、
二兎を追う形になってもよいと思います。
 株式市場は、資本主義国において、
エンジンの役割を果たしていますので、常に株高が必要です。
 債券高、つまり長期金利の低下は、
今後も、住宅バブルを継続させるために、必要です。
 しかし、ドル高を維持するためには、
今後も、短期金利の引き上げは必要でしょう。
 これも矛盾しますが、
「長期金利の低下」と「短期金利の引き上げ」が両立してもよいと思います。
 こうなると、エネルギーが分散してしまいますので、
株高も債券高も、穏やかな上昇となるかもしれません。
 原油市場は、ある程度、原油高が必要でしょう。
多くの人には、いまだに石油の浪費癖があります。
そうした悪い癖を直す意味で、ある程度の原油高が必要と思います。
 同時に、原油高は、省エネルギーや代替エネルギーを促す効果があります。
また、原油高などの「資源価格の上昇」が、デフレ懸念を払拭します。
 もちろん、インフレになれば何でもいいわけではなく、
「景気後退下でのインフレ」は避ける必要があります。
 しかし、デフレになってしまうと、
デフレに対する処方箋はありませんので、デフレを避ける必要があるのです。
 以上、私の願望を書いてきましたが、
常識的には、矛盾することが、いくつかあったと思います。
 しかし、女性が化粧するように、
アメリカ経済だって、化粧していいはずです。
うまく化粧して、急場をしのぐことも、方便として、必要です。
 問題は、こうした化粧は、年を取ると、化粧の「乗り」が悪くなることです。
アメリカ経済も、年を取らないうちに、抜本的な問題を解決すべきです。
































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